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海斗サイド
「ただいま~」
あれからたくさん宮森と話すことができた
昔話もたくさんできた
そんなわけだか
俺はなかなか上機嫌だった
「お帰りお兄ちゃん……なんかいいことあったの?」
「ん~まぁ色々な!」
さすが我が妹よ
兄の態度をいち早く察知したらしいな
「今日はカレーにしようと思ってるんだけど…いい?」
「全然いいよ!由海が作るカレーは美味しいからな!」
「ホント?ありがとお兄ちゃん!」
さて…
着替えてくるか…
ピリリ
ピリリ
ん?美紀からだ
「はい…どうした美紀」
「あ、海斗?…だよね…」
「まぁ俺の携帯だし」
「そ、そうよね… も、もしよかったら、明日って暇?」
「明日?」
宮森のとこにいこうかと思ってたけど…
まぁまた今度でいいか…
「明日は特に用事はないよ」
「な、なら私と一緒にでかけない?…」
「ああ…別にいいけど…」
「あ、じゃあ明日の10時に、桜の森中央公園にきてね。お弁当作っていくから…」
「わかった。楽しみにしてるから、じゃあまた明日」
「ま、また明日ね。」
ピッ
…というわけで
明日は美紀と公園でピクニックらしい
なんか久しぶりに美紀と二人で遊ぶな
「お兄ちゃん、今の誰?」
「美紀だよ。明日ピクニックするらしい。お前もくるか?」
「だめだよ。誘われたのはお兄ちゃんでしょ、そんなことしたら美紀お姉ちゃん可哀想…」
「…なんで?」
「え?あ…なんでもないよ!ほら…早く着替えてきて。ご飯できたから!」
「あ、ああ」
なんかおかしかったな
由海
美紀もなんかいつもより
挙動不審みたいになってたな
なんかあったんだろうか…
わからん
「とりあえず飯くうか…」
俺は制服を壁にかけて
リビングへ向かった
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