3 こじれあう関係

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「忘れ物は…ないよな…」 まぁ公園に行くだけだから普通に財布と携帯だけなんだけどね 「じゃあ行ってきます」 「行ってらっしゃいお兄ちゃん!」 バタン と言っても 俺の家から桜の森中央公園まではそんなに距離はない 遊ぶならゲーセンとかでも別にかまわない気がするけど… 「お?海斗じゃん!何してるんだ?」 一樹だ 「よお一樹。これから桜の森中央公園に行くんだよ」 「お、もしかして美紀と一緒にピクニックか?」 「そうだけど…なんでしってんの?」 「美紀から昨日、ピクニックに行くんだけど、どんな服装したらいいかの相談を受けたからな」 「なるほど…別に服装なんてそんなにこだわんなくてもいいのにな」 「ん、まぁ見せるのが海斗だからなぁ…」 「え?」 「いや、こっちの話だ。それじゃな、海斗!」 「ああ、またな一樹」 そう言って一樹は笑いながら歩いてった まぁ公園に着くまで暇なんで 一樹のことをはなそう ああ見えて一樹はかなりモテるのを俺は知ってる 去年のバレンタインなんて本命チョコを20個くらいもらってたからな くそぅ…俺なんて義理で2個しかもらえなかったのに… まぁ一樹は顔も性格も良いからな… いや、俺も別にモテないわけではないけどね… そんなことを話していたらあっというまに公園についた 「海斗~こっち!」 「待たせて悪かったな」 「そんなことないよ、まぁ座って座って!」 なんかおかしい… いつもの美紀なら… 悪口の1つや2つ平気で言ってくるはずなのに 何か隠してる? そんなことないないとおもうけど… 確かめよう 「今日も美紀はとても可愛いね!惚れちゃうくらいだよ!」 「…えぇ!?…何言って…その…え、えと…ありがと…」 やっぱりおかしい 「…美紀」 「な、何?…かな…」 「何があったのか全て俺に話してくれ」 「……え?」 俺はこれ以上ないくらいの真剣な表情で言った
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