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坩菜遅い…。
俺は電柱にもたれて坩菜を待っている。
『もう何時だ?』
〈八月十五日 午後十二時二十分〉
『チッ…二十分も遅刻してんじゃん…』
「憐ー!ごめーん!」
やっと来た…。
『遅い!』
「ごめん…服に悩みすぎちゃって…。」
…待てよ。
なんか夢と同じような気が…。
偶然かな?
『走ってきたの?』
「うん…汗かいちゃった。」
『んでさ、今からどこに行くの?』
屋内でありますように…。
「あ、実はね!この前猫がたっくさんいる公園見つけたの!
だからぁそこ行こ?」
外かよ…。
まぁいっか。
猫がいるなら。
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