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第一章 仲間を守る為の力
「ここはどこ?」
マコが目覚めると、そこはどこかの山の中だった。
マコは何度も立とうとするが足に力が入らず立つことが出来ないでいた。
バサ……バサ……
うっすらとどこからか羽を羽ばたかせる音がしていた。
気になったマコは、音のしている方に地面をはいずりながら音のする方向へと向かった。
―――――――――――――――
……バサ……バサ……
ピーッ…ピーッ…
マコが目にしたのは、身体が傷つきそれでも空に向かって羽ばたこうとするリトラの姿だった。
「なっ何があったの?」
マコは、リトラを見ていると目が合ってしまった。
『助けて…助けて…』
「えっ!」
『助けて…』
「貴方…なの?」
『うん』
「どうすれば、助けられる?」
『貴方の腰のところに……』
「えっ?」
ガサガサ……
マコは、腰の辺りを触ってみた。
すると、手の平より少し小さめぐらいの大きさの機械のようなものが入っていた。
マコは、それを取り出してみた。
すると、それが突然光出した。
その光は、リトラを包み込んだ。
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