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「おい、そこのお前。勝手に入るな帰れっ!!」
言うの忘れてたけど、金持ちの男子校みたいで、職員より生徒会の方が上らしい。
「きいているのかっ!?」
声を荒げる会長に職員は懐から何かを出した。
キラリと光る物は…包丁だった。
包丁を見た瞬間部屋の温度が下がった様な気がした。
「凪時。凪時は、僕の物だよ。誰にも渡さない。」
俺は誰の物でもない。俺の物だ。勝手な発言しないでほしい。殺してほしいのか?
「俺は誰の物でもない。」
平然としている凪時は普通に話し普通に対応する。
そんな、凪時を見て生徒会の人はどきまぎした。
「凪時。おいで。一緒に…一緒に一つになろう。」
吐き気がする。
お前は俺のなんだ?
凪時の答えは生徒会を驚かすのに充分だった。
「良いよ。」
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