『隣の席』

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2年生になったばかりの春休み、同じクラスで、1番仲良しな男友達のマサトに告白された。 ずっと好きだったから、嬉しかった。 《………♪♪♪》 携帯の着信音が響いてる。 携帯を手に取り、部屋の窓のカーテンを開けた。 外で、マサトが待っていて、手を振ってから、部屋を出た。 「おはよう!」 「ちひろ、おはよう!」 話しながら、学校までの距離を歩き始めた。 途中、私の家が見えなくなった頃、マサトが立ち止まった。 「ん?どうしたの?」 「……ちょっと」 しゃがみこんだから、具合が悪いのかなって思いながら、近づいた。 「大丈夫??」 私もしゃがんで、マサトの顔を覗きこみ、熱があるのかもと、額を触った。 その瞬間ーーー ギューっと抱き寄せられて、kiss。 「……もう!心配したのに!」 「ごめん、ごめん。」 立ち上がり、歩き出そうとしたら、マサトの右手が、私の左手と絡み合った。 「このまま、学校サボってどっか行かないか?」 「行かないよ!!」 1年から、ずっと無遅刻、無欠席なんだよね。
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