貴方の首筋

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そうすれば来た 次の世界がまた―――― 「そんなに泣くなよもう」 私の目の前には あの日 別れたはずの貴方の姿 なんで? 「どうして…」 どうして貴方がいるの? 「どうしてだろう?」 そう貴方は 私の首に唇を添わした。 そして 紅い 愛のシルシが 私の首筋にできた。 「愛してるよ」 そう私の耳に囁く コトバは 嘘なんかじゃない。 腐ってなんかいない。 私だけの愛のコトバだった。 「……私も」 そう言うと 貴方の首筋に唾をつけた。 BGM Gimmick Game /二宮和也
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