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「どう、したの?」
「これ。忘れ物。田辺が見つけたんだけど、あいつお前ん家知らないからさ。」
谷河が持っていたのは―…明日までの課題。
「うわ~ありがとう」
ガチャッ
「ったく、いつまでお友達と話してるの~?そろそろ……まぁ。」
お母さん…タイミング悪い。
「じゃ、俺はこれで。」
「谷河!ありがとう!!」
「谷河君ってゆーのね」
「お母さんっ!///」
お母さん、絶対誤解してる…
そういえば、田辺君が見つけてくれたんだよね…
明日お礼言わなきゃ
―翌日―
「田辺くんっ」
「マネージャー」
「これ、練習の予定表と…昨日のお礼。」
アタシはポカリの粉を差し出した。
「課題、見つけてくれてありがとう」
「んな、お礼言われるようなことしてへんって」
「アタシがしたかっただけだから。」
「……マネージャー…」
「ん?」
「じゃぁ、今度家行っていい?」
ドキッ
「い、家?」
…田辺くん、標準語…
「お兄さんに会いたいんだ」
「い、いいよ」
田辺くん、真剣な時に標準語になるからなぁ
ドキッっとしちゃうよ
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