卒業

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打ち上げは楽しかった。 保護者は柱を数本隔てた向こう側でお酒を飲んで盛り上がっていたので 負けじと私たちもジュースを飲みながら盛り上がっていた。 「ねぇ瑠那、さっきの水野の、何だったの?」 瑠那は少しだけ赤くなった。 「告られた。」 「やっぱり~!」 「し~!声大きいよ///」 「ごめんごめん。で?」 「ん~付き合うことになった。」 「あれっ?水野って瑠那のタイプだっけ?」 「別に~?普通?」 好きでもない人と付き合うんだ。アタシには理解できないや。 「そーいえば、紗雪の恋バナ聞いたことないっ」 いきなり瑠那が叫ぶからみんなの視線がこっちに… 「確かにっ!」 え? 「私も~」 おいおい…女子のみなさんが集まってきちゃいましたよ… 「いないの?好きな人とか」 「前好きだった人とか」 考えてみれば… 「いない…」 「えー!?一人も!?」 「うん。」 女子と男子を意識したことなんてあんまなかったし。それに女子と喋ってる方が楽しいもん… 「中学入って出来たら教えなさいよ~?」 「了解しましたァ!!」 キャハハ、とお店に女子の笑い声が響いた
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