狂おしくも儚く 儚くとも愛しい

新しい場所

「今日からお世話になります、南 碧衣と申します。年齢は２３歳です。前職も営業事務を約５年していましたが業界が違うので新しい＋αの部分を学んで皆様にご迷惑をかけないようしっかり引き継ぎをしたいと思います。よろしくおねがいします」

最後に笑顔でおじぎをした。
顔を上げると一人の若い営業さんと目があった。

「じゃぁ、全員とりあえず名前と所属課を言っていこうか。私は、新井だ。ここの支社長をしている。よろしくな。じゃぁ時計回りに紹介してくれ」

皆、名前と年齢・所属課を順に紹介してくれた。営業支社は３課と東京システム課の４課でなっていて私はその１課に所属するようだ。同じ１課の営業さんは事務の森ノ宮さんを含めて５人だった。

課長【佐々木 明】
ササキアキラ　38歳

リーダー【朝日信弘】
アサヒ ノブヒロ　34歳

課員【矢野青檎】
ヤノ　ショウゴ26歳

課員【七居　一】
ナナイ ハジメ　26歳

事務【森ノ宮　朱音】
モリノミヤ アヤネ　32歳

朝礼をしていた佐々木さんは私の上司になる人で矢野さんは、私とさっき目が合った人だったことが分かった。