当たり前だけど物語の始まりはいつも突拍子もないもので

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「まさか!」 慌てて自分も顔を確認すると頭にネコ耳は無かったが髪色は白に黒のメッシュがかかった感じで目の色はミィと左右対称のオッドアイになってた。 軽くショックを受けてたのだがミィの「家主様とおそろいにゃ」と心底嬉しそうな笑顔になんとなく気分を持ち直した。 「そういやミィは足痛くないのか?」 「にゃ?」 二人とも砂利だらけの場所に素足で立ってるからね。 「うん、いつもよりチクチクにゃ」 「うーんまぁそれはなんとかするとして飯にしようか」 「あいにゃ!」 とりあえずツナパンを二つに割って片方を渡してみた。 最初は警戒してかとまどってはいたがそれも一瞬で、一口食べたら耳がピンとしてすぐさまペロリと食べ僕の手にある片割れをキラキラした目で見だした。 いや、ギラギラだな。 結局あんパンまですべてたいらげられました(泣)
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