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瞬間、大気が震える。
サンダーバードの機体奥。機馬の動力である霊権中継核より零れた、強烈な力の波動によるものだ。
(……来るか)
○○が空を睨むように見上げ、身構える中。雷鳥から更なる声が降り注ぐ。
『霊権の能に従い、今こそ満ちよ神鳴の光! 我が名の意、今こそ真なる形を結び、司りし神権をここに示せっ!!』
言葉の終わりと、『ジルガジルガ』の始まりを告げる零秒の声が重なると同時。
空舞う大鳥から黄金色の光が走り、空間が引き裂かれる悲鳴──先刻響いた音とは比べ物にならない程の轟音が響いた。
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