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彼女の夢を見た。
正確に書くなら…出会った頃の二人の夢だ。
彼女と出会った頃、僕は大学の4年生だった。
友達の紹介で出会った彼女は同じ学部の同じ学年だった。
互いに同じ授業を受けて居たのに、互いの名前も、顔すら知らなかった二人を友達は笑っていた。
明るく、よく笑う彼女にいつの間にかひかれて行き、何度かみんなで遊んだ後、二人で食事に行った。
懐かしい夢だ。
あれから二年か…
大学に残り、研究を続ける道を選んだ彼女と、製薬会社に就職した俺。
あまり時間が合わないのに、うまく折り合いをつけながらここまで来れた。
明日プレゼントを買いに行こう。
タマゴはやはり成長している。
大きさ…8・5センチ
重さ…193グラム。
窓から綺麗なアジサイが見える。
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