〈始まりの扉〉

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京也―――――――――― 今は朝の六時半だ。 俺はいつも通り、学校の準備をしている。 「今日は、いつもより早く準備し終わったな」 こんなことを呟いていると、ふと思う。 あの場所によってから、学校に行こうかな。 「母さん、学校に行ってくるね」 と言って家を出る。 あの場所とは、俺がまだ小学生の時に、母さんが俺をよく連れて行ってくれた公園だ。 この公園には、あまり遊具は無いのだが、特徴的なのが一つある。 それは、この公園は丘の上にあることだ。 風通しがとても良く、夕方になれば夕陽が綺麗に見えるし、夜になればとても綺麗に月が見える。 俺の一番のお気に入りの場所だ。 俺はそこで時間を潰してから、学校に行くことを決めた。
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