迷った子猫

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ここは商店街だろう いつも人がいて にぎわっている。 でも私はここに 足踏み入れる勇気は ない。 いつも遠くで見てる そして目でおう 人の忙しない動き。 そこに親がいないか なんて思った こともある。 誰か私に声を かけてくれないか とか 助けてくれないか とか 考えたこともある。 でもそんなの 空虚な妄想に すぎなくて… 今はまるで 自分が透明人間に なったみたいな 誰からも見えて ないじゃないかって そんなことも… なんでもなくなって しまっていた。
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