8人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
やっと笑いもおさまり落ち着いたので話を切り出してみる。
「で、どうやったら勝てますかね?」
「知らねぇよ未だ言ってんのか。」
拓海さんはまた呆れ顔。
別にディーラーになりたいわけじゃないけど負けっぱなしじゃ俺のプライドが許さねーし。つーか大丈夫なのか?カウンターの方ちょっと騒がしいけど。
まあ客が暴れてるんじゃ無いっぽいから心配無いか。どうせまた菓和斗がトレーひっくり返してんだろ←
「大体なぁ…」
拓海さんが再び話し始めたので一言一句聞き漏らさない様に耳を傾ける。
「お前何でも顔に出過ぎなんだよ。悪いカードばっか揃ったり、分の悪いカード出されたり…マズい時には苦い顔してる。逆に良いカード揃った時とかいけそうな時は生き生きしてる。つまりお前は客にカード見せてんのと一緒。そりゃ負けるわな」
最初のコメントを投稿しよう!