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そう。
『せいしょうじょ』からまず始めにイメージされる漢字は。
「どっちかというと『青少女』というより『性少女』なんだよ。分かった?火糸」
私の一言で、さっきまで頭上に?マークを浮かべていた火糸も理解したようだ。
「いや分かるなよ。書いてもいないのに伝わるなよテレパシーかよ」
飯塚さんがまたなにか言っているがまたスルー。
「なんかさ、『性少女達がいっぱい!』みたいな出会い系の迷惑メールありそうだよね~」
三島ちゃん(ところで携帯で三島って打つと予測変換に由紀夫って出るんだなんでだろ)はニヤニヤしながらそんなことを言う。
まあそんなつまらない迷惑メールなら私のお気に入りリスト入りは叶わないだろうな。
即刻削除だ。
しかしまあ。
「そうなってくるといよいよ……」
『エロい』
……フッ、久々に決まったぜ五人シンクロ。
ちなみに「そうなってくるといよいよ」は私な。
まあ考えれば考えるほどエロいのだ『せいしょうじょ』。
なんつうか、響きが。
このまま行くと会話が十八禁な内容になりそう(私らは中学生が二ミリほどでかくなったくらいの高一女子高生である、流石にマズい)なので話を戻そう。
「で、とりあえず『せいしょうじょ』は響きがエロいので却下と。
他に案ある人~?」
私ともう一人を除く三人(火糸、三島ちゃん、飯塚さん)、硬直。
そのまま思考モードへ。
しょうがないのでカップめんでも作ろう。
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