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さて、そうと決まれば片っ端から言おうじゃないか。
まずは……
「ナメコ」
「いきなりボケんな」
「女子」
「珍しく真面目な答えだなでも微妙」
「美少女」
「確かに年齢的にはいけそうだが自惚れんな」
「トメコ」
「だから急にボケんな」
「トーマスクライシス」
「二連続でボケんなつうかなんの必殺技だそれ」
「てぃーんず」
『それは本格的にいけるかもしれない!』
急にハモる三人。
あ、今まで一人ツッコミに徹してくれていたのは飯塚さんね。
「teens……、すごい、どう考えても高校生くらいの年齢を指している!
完璧じゃないか!」
いや、妙に発音良く言われても。
ここには「何故ひらがな」的なツッコミが欲しかったんだが。
仕方ない、これも私がアウトな理由を教えてやるか。
「じゃあ三島ちゃん、あの校長の挨拶の『少年少女』の部分をそれにしてみ?」
「え?うん分かった、やってみるよ。
えーと『ティーンズの諸君、これから……」
「togetherしようぜえ!」
「……よろしく』」
三島ちゃんが言い終わる前に、飯塚さんが叫んでしまった。
その勢いのまま叫ぶ飯塚さん。
「しまったあ!teensを採用すると、校長がルー〇柴になってしまう!
そんなのは嫌だあ!」
「いや、そうかな……?」
三島ちゃんは首を捻っているが、まあ飯塚さんが分かってくれたならいいか。
ちなみに飯塚さんが叫び終わった後に「わすれ ないで ゆっめを~」と呟いてしまったのは秘密。
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