音楽家

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「わざわざ中央神話の、と言うからにはまさか地方神話の諸神も?」 彼は混乱していたこともあり、この場で最もどうでもいいようなことを聞いた。 しかし少年にとってはよい質問だったようでしきりに頷きながら 「そのとおり。 と言うか一定以上の信仰を集めていれば神格は得られる。 ふざけたところでは土地神話とか安全神話みたいな概念が神格を持ってしまったために極度にそれが行き過ぎて、土地の値下がりや事故の発生を防いだりする。 そうなってしまうと自然災害や不況などのように他の神が起こした行動で二次災害的に抑制するしかなくなるんだ。 この星の黎明期にはアニミズムの影響から余りにつまらないものまで神格を得てしまって仕方なく神々の中でも信用のあった一つの派閥が全力で修正に当たった。 まあ、それが今の中央神話体型の基礎となってるから僕からしたら万々歳なんだけれど。」
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