episode1 「邂逅」

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俺は周りを見渡す。 8畳ほどの空間。 中央にはテーブルがあり、それを挟むようにソファーが置かれている。 依頼者の依頼内容を確認するところで、応接する場所だ。 さらに奥には今、俺がいるデスクと背もたれ付きの椅子がある。 依頼の情報やハンターの資料などを書いたり、保管したりするのだ。 そして、後ろの壁には縦長の額縁がある。 その中には、一本の刀が飾られている。 亡き父の唯一の形見だ。 だから、俺にとって大切な代物である。
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