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「あの…ここは、明石心霊探偵所で合ってますか?」
女性は控えめな声で言った。
明石心霊探偵所というのは俺の仕事の名称である。
入り口にそう書いてある看板が立て掛けられてあるはずだ。
なのにも関わらず確認した、というのは俺の容姿に関係があるのだろう。
まぁ、仕方のないことだ。
俺はまだ中三なのだから。
それでもめげないぜ!
俺のスタンスは依頼の過程で信頼を勝ち取ることだ。
だから、手で拳を作り。
「そうですよ。まぁ、立ち話も難ですので」
俺はきっぱり言い放ち、手で座るようにと示した。
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