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3人は二等と一等の境で許可証を見せ、一等のスペースへ入った。
当時の身分格差は激しい。
まるでタイタニック号の一等、二等、三等の区別は、社会世相を表しているようだった。
一等のスペースに入ると、世界が変わった。
二等の無機質な白い壁が、きれいな木目が見える木材になり、床には上等そうな絨毯がひかれている。
(すごい……)
ウォレスは驚嘆していた。
そしてさらに上流階級へのあこがれを強めたのであった。
3人はわくわくとした気持ちを胸にエレベーターに乗り、一等の大食堂へ向かった。
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