僕と君の365日

鈴村愛理

帰りのSHRが終わり、部活に行く者、帰る者、話している者等がいるなかで、輝之は一人緊張した面もちで自分の席に座っていた。

すると、龍騎と英雄がやって来た。

「テル、帰ろーぜ」

しかし、輝之には重大な使命がある。

そう、放課後教室に残っているという。

「ごめん、ちょっと用事があるから…」

輝之が申し訳無さそうに言うと、二人はわざとらしい溜め息をついて、昇降口へ向かっていった。

再び一人になる。

より緊張感が増した。

ふと教室の外を見ると、そこには愛理がいた。