鈴村愛理

8/12
前へ
/668ページ
次へ
「テルくん…」 「す、鈴村…」 輝之は目をそらしている。 「あ、あのね…」 愛理の顔は真っ赤だ。 「なななな、何?」 輝之の心臓は周りに聞こえてしまうくらい鳴っている。 「嫌だったら、断ってくれていいんだけどね…」 「う、うん」 「私を、テルくんの…その…居候にしてください!」 バタッ その瞬間、輝之は極度の緊張で気を失った。 「「彼女じゃないんかいぃー!」」 同時に、廊下から鋭いツッコミが入った。 教室のドアが少し開いていて、龍騎と英雄が覗いていたのだ。
/668ページ

最初のコメントを投稿しよう!

523人が本棚に入れています
本棚に追加