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「テルくん…」
「す、鈴村…」
輝之は目をそらしている。
「あ、あのね…」
愛理の顔は真っ赤だ。
「なななな、何?」
輝之の心臓は周りに聞こえてしまうくらい鳴っている。
「嫌だったら、断ってくれていいんだけどね…」
「う、うん」
「私を、テルくんの…その…居候にしてください!」
バタッ
その瞬間、輝之は極度の緊張で気を失った。
「「彼女じゃないんかいぃー!」」
同時に、廊下から鋭いツッコミが入った。
教室のドアが少し開いていて、龍騎と英雄が覗いていたのだ。
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