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輝之は愛理に、自己紹介するように促した。
愛理は、一度大きく息を吸った。
「あ、あのっ、鈴村愛理です!えっと、家族にしてください!」
父、母は今さら愛理の存在に気づき驚いている。
兄は、気づいていたのか無反応だった。
「一緒に住むのは構わんが、部屋がないぞ?」
父が答えた。
「大丈夫です!輝之君と一緒でいいです!」
愛理は顔を真っ赤にし、恥ずかしそうにしている。
母は二人の関係を悟った。
「愛理ちゃん、輝之をよろしくね」
「えっ?あっ、はい!」
そして、愛理は深々とお辞儀した。
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