鈴村愛理

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翌日。 この日も、いつもとは変わらない1日を過ごそうとしていた。 昇降口へ行き、靴を履き替え、教室へ向かう。 教室では、各々が好きなことをしていた。 大きな声でしゃべっている者。静かに読者をしている者。宿題をしている者。 輝之は鞄を机に置くと、宿題を取り出した。 やりきれていなかったのだ。 カリカリカリカリ。 突如、輝之は話しかけられた。 「テルくん…」 「あぁん?」 顔を上げると、そこには愛理が立っていた。
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