鈴村愛理

4/12
前へ
/668ページ
次へ
「すすすす、鈴村!ど、どーした?」 愛理は頬を赤らめ、もじもじしている。 (まさか…まさか…) 輝之は、鈴村に話しかけられただけで心臓がバクバクしていたが、鈴村の様子を見てより緊張が高まった。 「テルくん…その…放課後、教室に残っていてくれないかなぁ?」 「えっ、あっ、い、いいよ」 「それじゃあね」 鈴村はタタタッと走って行った。 輝之は、しばらく放心状態だった… (こ、これは…) 心臓はバクバクと鳴り、止まなかった。
/668ページ

最初のコメントを投稿しよう!

523人が本棚に入れています
本棚に追加