My cherish.

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   あたしはこんなやつだけど  他人にはひどく敏感だから  誰にどんな長所や短所が  あるのか、とかさ  ちゃんとわかってるつもり。  だからたとえ  大切なひとであっても  そのひとに悪いところがあれば  それをちゃんと認める。  それでもやっぱり  大切なひとが悪く言われれば  良い気はしなくて。  君の悪口を言っていたり  君の簡単にはひとに  言えないようなことを  言い触らしてるやつは  殺したいほど憎かった。  君を傷付けるすべてが  消え去ればいいと思ったし、  それができないのなら  そのすべてをあたしが  引き受けたいとも思った。  君にはどんな時でも  笑っていてほしい。  君がひとりで涙を堪えるなんて  あっちゃいけないことだって  そう思うんだよ、あたし。  だから、つらい時には  話してほしい。  痛みを分けてほしい。  期待なんてしないから、  ただ君の心を  救いたいだけだから。  孤独だなんて思わないで。  どんな時でも君を  心配しているひとがいるから。  君が助けてって言えば、  みんな手を差し延べるから。 _
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