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「1列目と2列目、3列目と4列目、5列目と6列目、7列目と8列目、それぞれ隣同士がパートナーだ」
皆自分の隣を見る。カイラールはトレインと、ティアはアリアと、ヴェリナスはルイスと、アバンはシャーニッドと、レインはリリアーヌとパートナーになった。
「え~と、よろしく」
トレインは笑顔で言うがリリアーヌは固まっている。一体どうしたのだろう?と首を傾げていると
「先生っ!!」
リリアーヌが挙手しながら大声をあげた。
「どした~リリアーヌ。何か質問か?」
キースは頭をかき、いかにも気怠げな雰囲気を隠さない。
「先程パートナーは寮で同室になると言いましたよね?」
「あぁ、言ったな。それが?」
「それはつまり」
リリアーヌはゆっくりとレインを指差し
「彼と同室ということですか?」
「そうだ。何か問題あるか?」
リリアーヌは強く机を叩いた。
「大アリです!むしろ当たり前と言いたげなその態度が理解出来ません!教師として年頃の男女が同じ部屋で暮らすことについて言うことがあるのではっ!?」
リリアーヌは声を荒げ問いかける。それに対する返事は
「羨ましい限りだ。出来ることなら代わって欲しいくらいだな」
この答えに生徒一同絶句。
(なぜこんな奴が教師なんてやってんだ)
全員の心がシンクロした。
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