2535人が本棚に入れています
本棚に追加
/190ページ
…大丈夫…痛い事はしないよ…
耳元で囁く声、身体を駆け抜ける激痛…
「っ!?」
ガバッと起き上がると会議室で
寝てから五分も経っていなかった。
「はっ…はっ…はっ…」
ガタガタ震える身体を
無理矢理押さえ込む。
吐き気が込み上げてどうしようもない。
大丈夫…
大丈夫だ。
アイツはここにはいない。
髪も眼も隠してるし、名前も変えた。
バレる筈がない。
何度も言い聞かせ
漸く震えは収まった。
最初のコメントを投稿しよう!