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「っ!? 優!?」 驚いて起きようとする唯を止めて 頭を撫でる。 「疲れてるだろ? 少し寝るといい」 「でもっ」 「大丈夫。 誰も来ないよ。 おやすみ」 まだ何か言いたそうだったが 静かに言うと、ゆっくり眼を閉じた。 「…ありがと」 照れ臭そうな小さな声に 少し笑い、頭を撫で続ける。 穏やかな寝息が聞こえてきたのに 時間はかからなかった。  
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