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「唯。
そろそろお昼だよ?」
優しく髪を掻き揚げ
上から顔を見つめる。
「…ん…」
「眼が覚めた?」
「っ!?」
寝ぼけ気味な顔を見ていると
漸く眼が覚めたのか驚いて飛び起きた。
「おはよ」
「お…はよ…」
「そろそろご飯食べに行こうか?」
「う…ん…」
困惑している唯を連れて
食堂へ向かう。
この学校で財布は要らない。
王道の万能カードキー
(雅也がそう言っていた)があるからだ。
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