庭球<聖ルドルフ>編

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赤澤吉朗<ほのぼの> [子守歌] 話の途中でうつらうつらしてしまい怒られた。 部活で忙しいのはわかるけど、それはないんじゃないか。と。 膨れてしまったお前に、俺は手を合わせて頭を下げる。 だがこれは、原因にお前も関わってるんだ。 お前の声は凄く心地良くて、まるで子守歌のようで。 だから話してると落ち着きすぎて、眠くなってくるんだ。 するとお前は顔を真っ赤にさせて「バカ」と言ってそっぽを向いてしまった。 それが凄く幸せで、無性に叫びたくなった。
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