庭球<氷帝>編

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跡部景吾<甘> [等価交換] 隣りでぐっすり眠っているコイツは知らないだろう。 この俺が、たった一人を手に入れるために、どれだけ苦労したのかを。 望めば何でも手に入る……そう信じていた。 けどコイツはあまりにも難攻不落過ぎた。 どんなにアプローチかけても気付きもしねぇで……。 だが苦労した甲斐はあった。 コイツの全ては、余すことなく俺のものだ。 もう俺からは逃げられねぇ……逃がしてやらねぇ。 その代わりに、俺の全てをくれてやる。 愛してる……。そう囁いて、愛しい寝顔にキスをした。
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