出会い

5/38
前へ
/75ページ
次へ
それなのに、白い髪が原因で、異人扱いされる だから、いつも笠を深くかぶっている 「とりあえず屯所に来てください」 「何で、行かなきゃならない?」 低く、唸るように声を出す 「そもそもあんた、誰?」 「…新撰組一番隊組長、沖田総司」 「…新撰組…?」 雪乃は町を転々と、していた為地方の情報に疎い 出来たばかりの新撰組は、知らなかった 「知りませんか?…まぁ、いいです。来てください」 ぐいぐい腕を引っ張る沖田 何の組かは、知らないが隊長である以上、ある程度の強さが必要になる 力では、女の雪乃はかなわない 仕方なく、ついていく事にした
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

63人が本棚に入れています
本棚に追加