出会い

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「何で屯所に行かなければならないんですか?」 「確認と、色々です」 「確認?」 何を、と聞こうとしたが屋敷が見えてきたのて、やめた その屋敷の前には、 『新撰組屯所』 と書いてあった (此処が新撰組…?) 沖田は、門人に一礼して、中に入っていく だいぶ奥に入り一つの部屋の前で止まる 「土方さ-ん、入りますよ~」 そう云うと返事も待たずに襖を開けた 中に居る土方という人は、沖田の行動を見て項垂れた 「総司、てめえあれほど返事を…待て…と…」 土方は言葉の最後の方を紡ぐのを止めて、目を見開いている 誰でも、いきなり見知らぬ奴を連れてきたら驚くだろう しかも、異人のような白い髪した奴を
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