オチのない話

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この国の裁判では、二つの穴のあいた箱が用意されます。 一つには、毒蛇が入っています。 一つには、何も入ってません。 犯罪者が穴に手を入れて、箱の中身が毒蛇をだったら噛まれて死にます。 何も入ってなければ、無罪放免になります。 箱に毒蛇を入れるのは、その国の王様で、王様のみが中身を知っています。 ある日、王女様が民衆の若い青年に恋をしました。 2人はとても愛し合っていました。 王様には内緒の恋でした。 「私はどんなことがあっても、一生あなたを愛し続けるわ」 「僕もあなたを絶対に裏切らない」 そう、誓い合いました。 ある日、青年は戦争に出ることになりました。 王女様はとても悲しみましたが、青年は力強くいいました。 「僕は必ず生きて帰ってくる」 王女様は涙を拭いて、青年を見送りました。 戦争は激化し、王様はこの戦争で死にました。 戦争はうやむやのまま終わりました。 王様が亡くなったので、王女様はこの国の王様になりました。
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