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鋭い目線と大きな態度
黄色い髪と勝ち気な言動
見るもの全てに
不満を感じていた
聞くこと全てに
不信感を抱いていた
周囲の大人たちに
反抗せずにはいられない
仲間しか受け入れず
そして他人を寄せ付けず
それはまるで鋭く
とがった棘の様で
何処へ行っても
周りの視線は冷たく
はみだし者扱いをされ
周りからは理解して貰えず
ただ淋しいだけなのに
そのことに気付いて
欲しかっただけなのに…
それを伝えることが
下手くそだっただけ
不器用だっただけ
臆病になって
棘で身を守っていただけ
ただそれだけのこと
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