第二章 涙、は流れる…

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婆「成人になったんだしそろそろ幸せにして下さい。」 桃太郎「まかせておけ。俺は明日から鬼退治にでかける。だから上等なキビ団子をこしらえてくれ。俺はそれを道中近寄ってきた野生の動物…犬・猿・キジに喰わせ、特殊な訓練をし、体だけでなく心まで飼い慣らし、鬼ヶ島に総攻撃を仕掛け、宝物をドッサリ持ち帰り、お前を裕福にする。」 婆「それは頼もしい。頼んだぞ。」 そしてついに、旅立ちの朝がやって来ました。 旅立ちの朝「やぁ諸君、おはよう!」 桃太郎「そういうことじゃない!」 旅立ちの朝「失礼しました!!!!!!!!!!!」 婆「はい、キビ団子。」 桃太郎「ありがとう。しかし汚ねぇキビ団子だな。鼻くそ丸めたんじゃねぇだろうな…ったく。」 婆「(ぎくっ…)」 桃太郎「行って参る。」 ついに桃太郎は鬼退治の旅に出ました。鬼ヶ島へ向かって歩いていると草むらから何かが飛び出してきました。 入れ歯「桃太郎さん桃太郎さん♪お腰につけたキビ団子、一つ私に下さいな♪」 桃太郎「思ってたやつと違うから嫌や。」 入れ歯がシュンとしていると どこからともなくクソジジイがやってきて口にはめてどこかに行きました。 そしてまた歩いている、また草むらからガサゴソ何かが飛び出してきました。 鼻「桃太郎さん桃太郎さん♪お腰につけたキビ団子、一つ私に下さいな♪」」 桃太郎「また思ってたのと違うやつ出てきた。」 鼻「そのキビ団子みたいなの実は鼻くそだろ?その鼻くそくれよ~。絶対鼻に入れた方が良いって~、適材適所ってやつさ~。」 桃太郎「うわっ気持ち悪い。帰れ。」 鼻はシュンとして鼻水を吹き出しながら去りました。 するとまた草むらがガサゴソ鳴って何か飛び出してきました。 ウンコ「ははははははははは!!!!!」 桃太郎「クサッ!!」 ウンコ「おい!俺臭いって言われるの大っ嫌いなんだけどっ!!!」 桃太郎「臭すぎ!!」 ウンコ「言うな!!」 桃太郎「ウンコより臭い!!」 ウンコ「ウワァァアァアアアァァン!!」 ウンコは自分の涙で流されていきました。
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