第三章 愛の死闘

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桃太郎「俺が思ってるやつ全然出てこん!何で!!」 歩いている途中、保健所と猿回し小屋と焼き鳥屋がありましたが深く考えないことにしました。 どうしようと悩んだものの、結局船に乗ってしまい鬼ヶ島に着いてしまいました。 桃太郎「これはマズいことになった。予定していたのとだいぶ違う。」 桃太郎「…でもまぁ鬼なんて犬猿キジに負けるようなしょうもない架空の生物やから勝てるやろう。」 桃太郎「すみませ~ん!!架空の生物いますか~!!犬や猿やキジにも劣る架空の生物いますか~!」 桃太郎が挑発すると 『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』と大きな音をたて、門が開きました。 ウンコ「はははははははははは!!!!!!よく来たな!!」 桃太郎「いやいや。冗談キツいわ~(ついでにニオイも)」 ウンコ「わはは」 桃太郎「鬼は??」 ウンコ「鬼なら潮風に負けた。」 桃太郎「弱すぎるだろ!!海沿いに住居をかまえるなよ!!」 ウンコ「そんなこんなで今この島は我々ウンコが占拠している。」 桃太郎「え~!!まぁいいや。とりあえずこいつら倒して宝物奪って帰ろ。お前らの弱点はこの言葉だったな!!よく聞け!!」 桃太郎「臭い~!!!!!」 桃太郎はありったけの大声で叫びました。しかしウンコはまるで動じていない様子。 桃太郎「ど…どうして…」 ウンコ「…もう、気にするのやめたんだ。だってしょうがないじゃないか。 俺はウンコとしてこの世に産まれた。その時点で臭いのはもうしょうがないことなんだ。 そんなことでウジウジしてたらウジ虫が湧いちゃうよ。 だから俺は自分が臭いというコンプレックス…まぁ俺はウンコだからウンプレックソだな…そのウンプレックソも含めて自分なんだって胸を張ることにした。 ……ウンコだから胸はないから巻きグソで言う上から2段目くらいかな、その2段目を張ることにしたんだ。2段目だ。」 桃太郎は涙した。 桃太郎「かっこよすぎるぜ…ったく。城乃内くんも言ってたよな、『見えるけど見えないもの』…それは『ニオイ』だって。凄く臭いよお前…グスン」 桃太郎が流した涙でウンコは流れました。 桃太郎「海の藻屑となれ!!」
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