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「ふふ‥っ」
ベルナップの端整な顔が、俺の目の前に―――。
うわ、相変わらずの美形///
ドアップで見るベルナップの顔は美しい。
真っ直ぐに射止めるように、俺をじっと見る。
その視線に耐えられなくて、顔をふいっと逸らす。
「見て。ちゃんと僕を見て。」
頬に温かい感触。
頬を包み込む大きな手。
「こっちを向いて。」
そう云って、強制的に顔の向きをなおされる。
距離が近すぎて、恥ずかしさはピークに達する。
もう限界…っ
きっといまの自分は、顔が茹で蛸みたいになっているはずだろう。
ベルナップの細長い指が俺の唇をゆっくりと触る。
「形のいい唇…。君を今すぐ‥」
ぺろっ
そう云って、指を舐める。
その仕草は色気があり、とても妖艶だ…。
俺をゆっくりと自分の方に引き寄せる。
そして―――
「あッ…!」
俺は甘い甘い口づけをされていた。
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