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「エアリー、ハイラム。すまないが、机にある書類を片付けておいてくれ。」
「はい、分かりました会長。」
「…ん?分かったよ、行ってらっしゃいサリーちゃん♪」
……。
「“サリーちゃん”と呼ぶな!!」
ハイラムの顔を見ると、ニコニコと笑っている。
満面の笑顔だ。
‥…これじゃ、怒るに怒れないじゃないか。
…ふぅ。 全く…っ
ハイラムもエアリーみたいに素直に返事をしたらいいのに。
二人の返事を聞き背を向け、扉に近付いた。
「……行ってくる。」
チラッと二人の様子を伺う。
エアリーはいつも通り、‥…ハイラムは先程と変わらない笑顔。
くそぅ…っ 可愛いなぁ///
ボソリと呟き、生徒会室から足早に出て行った―――。
これで頬の紅潮、胸の高鳴りに……気付かれずにすんだ。
一先ず一安心だ..
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