☆穏やかに密やかに☆

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その日は空いた時間に桂吾へメールを送って、部屋で荷物の確認をしていた。 海の上で携帯が通じるか心配だったが 取り敢えず持って来ていた携帯が鳴って桂吾からのメールが届いた時は驚いた それから、週一回は連絡をとっている ‥‥メールでだけ、だけど。 だって、ヨハンじゃないんだしホームシックになったら困るじゃん‥ ~♪ 『!!』 ベットの上に置いてあった携帯が鳴る、メールを告げるものではない 着信は桂吾 折角、我慢してたのに ‥‥ピッ 『‥‥‥もしもし?』 「(コラ!!なんで電話してこうへんのや!俺が寂しいやろ、肺癌で死ぬで肺癌で!!!)」 『骨くらいなら拾ってあげるよ?』 「(ひどっ!?)」 元気そうで良かった、いつもの桂吾の声だ 『‥皆、元気にしてる?』 「(何や、俺の心配はしてくれんのに他の奴等の心配はするんか?)」 『皆の中に桂吾もちゃんと入ってるよ』 「(なら許す!!!)」 早っ!! .
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