☆紅い死神が笑う時☆

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ピリリリ‥‥ 「あ、電話」 『!?』 ガシャン ひゅ‥ その瞬間、大人しくしていたイオンが押さえられていた腕を凄い力で弾き、よろめいたクロの肩を壁に叩きつける 『‥っ』 「油断大敵♪」 逃れられないように納めていたナイフを薄皮一枚切れるか切れないかのギリギリの位置に添え 鳴り続ける携帯を取り出してボタンを押す 「もしも~し」 壁を背にして首にはチリリと冷たいナイフ イオンが電話をしている隙に腕から逃れようとするが隙が無い為、なかなか上手くいかずもがくだけ クロと同じくらいか、それ以上の実力を持つ相手とやりあうのは初めてなので今一調子が悪い 悔しい‥ 完全に遊ばれてる .
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