487人が本棚に入れています
本棚に追加
「記憶喪失なんでしょ?聞いたよ、と言うか逢魔屋で情報買ったんだけど」
桂吾ぉ〰〰!!
『だからなんだよ』
「もしかして‥‥‥‥」
‥‥‥‥‥
唐突に訪れた静寂
何かを口にしかけて言いよどむとクロの前髪を上げて、まじまじと眺める
「でも‥どこにでもいるってわけじゃ‥ん~」
見るな見るな、減る!
俺のメンタルがボロッボロに崩壊するわ!
「あれ‥、実家で?」
余程集中しているのか僅かに腕の力が軽くなったことに気づく
今だ!!
「ごふっ」
再び到来したチャンスを見逃さず、近場にあったイオンに頭突きをかます
いってぇぇぇぇ!
頭固すぎっっ
頭突きの勢いで更に緩んだ腕から抜け出し、振り向き様にイオンの鳩尾に一発
鋭いナイフの一振りを蹴りで飛ばし、手から離れた凶器が食堂の壁に突き刺った
そして、俺逃亡
.
最初のコメントを投稿しよう!