ミキ

6/6

33人が本棚に入れています
本棚に追加
/129ページ
気がついたら僕は、公園の前に立っていた。 昔、いつもユウと遊んでいた公園だった。 古い遊具を撤去するために重機が何台も動いている。 僕はそれを見ながらこの四年間のことを思い出していた。 ユウが「高校ではどうだったか知らないけど」と言うのも当たり前だ。 この四年間のことは僕以外誰も知らないのだから。
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加