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そこへ容姿端麗な美女が奥座敷から現れました
『簡単に話しに乗ってはいけません…。命がかかる大事なことなのですよ』
『娘さんですか?。大丈夫ですよ、行って帰ってくるだけなら簡単じゃないですか』
娘は首を横に振った
『今日必ずお宮参りに行き、神符を頂かないと駄目なのです。…しかし最近、その神社に鬼が現れたのです…。鬼は気の向くまま好き勝手暴れています。…京の人々は恐怖と不安で出歩くことさえ躊躇している次第です。…しかし…命に代えても神符だけは…。』
男の子は話を聞き納得した。
京の人々の緊張した表情の意味に。
それと同時に怖くなった。
しかし、お爺さんとお婆さんを思えば…勇気が湧きました
『だ大丈夫です…。役に立たないかも知れませんが…お供させて下さい…』
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