九条

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『さすがや…。小さな御仁…貴方に託す。どうか無事に娘と参り、どうか無事に戻ってきて下さい…。』 『わ、わかり申した…』 娘と父は大いに喜びました。 『貴方様は…聖人でございます。法師様でございます。小さな小さな大法師様でございます…。一寸法師様と呼ばせて頂きとうございます』 一寸法師は頭を縦に一度ふると、娘の肩にのりました
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