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朝陽が昇るとともに、老夫婦は目覚めた。 妙な夢を見た、と二人とも同じように言葉をだしたが、やけに現実的で、どこか朧気だったので、お互い言葉をとめ、お互い言葉の詮索はしなかった。 すると土間の囲炉裏から小さくて大きな声が聞こえます。 『おはようございます、お爺さん、お婆さん。』
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