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「レイ、余り触れては行けないと思いますがどんな夢を?」
するとレイは僕の手をギュッと握った
「わからないの。周りは真っ暗であたし一人しかいない世界なの…」
レイは再び下を向き涙を浮かべた
僕はそっとレイを抱きしめ背中をポンッと叩いた
「そんな夢忘れましょう。そんな事は僕が起こしません」
レイは僕の姿を見ると涙を流しながら笑顔になった
「そうね。フブキがいれば大丈夫ね」
「はい。レイも皆も必ず守ります」
レイは涙を拭き取り前を見つめていた
「そういえば団長から調査班と連絡が途絶えた場所を教えてもらったの。」
「何処ですか?」
レイは右の方を指差した
「マリアの教会。あの場所から連絡が途絶えたらしいわ」
マリアの教会…僕の体が…エビルになった場所
「フブキには過去のトラウマがあるかもしれないけど行くしかないわ。」
「そうだね。調査班を探しに行こう」
僕とレイは教会に向けて歩きだした
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